ちいさな大発見!? No.21(2019.1.24)カワヅザクラ

 秋咲きのジュウガツザクラとコブクザクラがポツポツと咲き続けている中、春を告げる桜として1月23日、ついに「カワヅザクラ」が開花しました。昨年よりは1ヶ月ほど早いようです。
開花第1号の「カワヅザクラ」

 本園には3本のカワヅザクラがありますが、そのうちの1本です。他の2本はまだ蕾があおく、開花にはもうしばらくかかりそうでです。
 カワヅザクラは、「オオシマザクラ」写真②と「カンヒザクラ」写真③が自然交配してできた桜だと言われています。
写真②「オオシマザクラ」
 写真③「カンヒザクラ」

 今から60年以上前に、静岡県の河津町に住む飯田氏が河津川沿いの雑草の中で偶然、1mほどの原木を発見し、自宅に持ち帰ったことが由来です。その後、新しい園芸品種であることがわかり、昭和43年に河津桜と命名されました。
 特徴としては、1月下旬から咲き始める早咲きであること、花の色がソメイヨシノなどより濃いこと、花期が1ヶ月程と比較的長いことなどが挙げられます。
 是非、植物園においでください。
【解説員K】

コメント

このブログの人気の投稿

秋でもないのに・・春の紅葉(2020.4.4)

「卯の花」ってどんな花?(2017.5.31)

さまざまな樹皮の表情(2017.12.14)