ちいさな大発見!? No.17(2019.1.5)ヒヨドリジョウゴ
植物園入り口脇にヘデラがスロープに沿って繁茂しています。
その中にひときわ目を魅く真っ赤なサクランボのような実がぶら下がっていました。(写真①)
その中にひときわ目を魅く真っ赤なサクランボのような実がぶら下がっていました。(写真①)
写真①
早速調べてみると,ナス科のヒヨドリジョウゴです。漢字では「鵯上戸」と書きます。「鵯」は野鳥のヒヨドリを,「上戸」はお酒の好きな人。また、酒飲みを意味しています。
つまり,熟した果実にヒヨドリが群がって食べる様子が、酒に酔った人たちが騒ぐ様子に似ているというのが名前の由来だそうです。どうやら,この実は,ヒヨドリの大好物ということらしいのですが,実際にはヒヨドリがこの実を食べている様子は、ほとんど観察されていないとのことです。
じっくりと辺りを見ていると,まだ熟していない青い実も見つけました。(写真②)
ところが,
写真③④を見てください。これは植物園入り口脇にあるトイレの屋根の様子です。こんな場所でヒヨドリジョウゴがびっしりと実っていました。
写真③④を見てください。これは植物園入り口脇にあるトイレの屋根の様子です。こんな場所でヒヨドリジョウゴがびっしりと実っていました。
写真④
トイレの屋根に落ち葉が積り,そこにヒヨドリなどの野鳥の排泄物から芽吹いたものだと思います。ヒヨドリが食べたと限定はできませんが,少なくとも鳥はこの実を食べることが証明されたのではないでしょうか。しかも,枯れた蔓がたくさん見られますので,毎年,この場所で花が咲き,実ができていると思われます。
【解説員K】
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