「植物ってこんなにおもしろい2022 植物を科学する~トチノキの秘密~」を実施しました。

開催日 令和4年10月2日 日曜日 13時30分から15時30分

講  師 まほろば自然学校 岩熊 志保 先生

6月から10月にかけて開催していた講座も今年度最後になりました。小学生を対象に、各回テーマに沿った植物について楽しく学びます。

最後のテーマはトチノキについてでした。あの有名な絵本にも登場している木ですね。

トチノキは5~6月頃に開花し、9月になると栗に似た実を落とし始めます。そんなトチの実の活用方法をみんなで考えながら、リースやキーホルダーを作っていきます。

まずスライドを使ってトチノキや実について学びました。
トチノミの活用法で一番有名なのはお餅にすることではないでしょうか。絵本でもその実をお餅にして食べていましたね。岩熊先生もここ数年お餅づくりに挑戦されているそうで、下の写真が去年作られたお餅の写真になります。ぜんざいにアレンジされていてとても美味しそうですね!

他にも活用法として洗剤の実験もおこないました。トチの実、ムクロジの実、市販の洗剤で醤油のシミが落とせるのか比較します。それぞれ砕いた実と洗剤を水に入れて容器を振って泡を作ります。その泡をシミに乗せてしばらく置き様子を観察します。実に含まれるサポニンという成分が汚れを落とす作用があるそうですよ。
どれが一番シミが落ちたか気になった方はぜひ試してみてください!


ワークショップではトチの実や殻、まつぼっくりを使ってリースやキーホルダーを作りました!思い思いにグルーガンでくっつけて可愛らしい作品に仕上げていました。



最後に、トチの実は食べたり汚れを落としたり、工作の材料に使うなど、アイディア次第で様々な活用の可能性があることがわかった講座でした!ちなみにトチの実は大変アクが強いので食用として加工する際はアク抜きはしっかりするようにしてくださいね。

(運営係 A)

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