「ブンブン観察会 日本ミツバチと友達になろう」を実施しました。

開催日 令和4年10月9日 日曜日 13時30分から15時30分

講  師 緑の相談員 小代 文明

「日本ミツバチと友達になろう」をテーマに小学生を対象としたブンブン観察会をおこないました。蜂と聞くと“刺される”や“危ない”といったイメージが先行しますが、日本ミツバチは他の蜂と比べて攻撃性が低く、西洋ミツバチと比べ体が一回り小さく黒っぽい見た目が特徴です。植物園では日本ミツバチの養蜂を数年前からおこなっていますので、なかなか見ることができない巣箱なども実際に見ることができます。

対象は小学生ですが、特性や巣の構造、蜂社会でのそれぞれの役割など、ミツバチについてしっかり学べる内容になっています。一緒に聞かれていた保護者の方も興味深々で質問をされていました。


養蜂は情報館の2階にておこなっています。巣箱の中の構造や実際にミツバチ達が生活している巣の観察をおこないました。観察している最中も周りを日本ミツバチが飛んでいましたが、私たちを器用に避けて巣に戻っていくのが印象的でした。



観察した巣箱で採れたハチミツの味見もしました。日本ミツバチのハチミツは百花蜜とも呼ばれたくさんの種類の花から集められた蜜からできています。一種類の花から集める西洋ミツバチの蜜と違った濃厚な味わいで美味しかったです!


市場に出てる国産ハチミツは5%。日本ミツバチのハチミツは0.1%といわれています。年間で集める蜜の量も少なく、養蜂にも大変気を使う必要があるそうです。このことから、かなり貴重なハチミツだということがわかりますね。お店で見かけたら値段が高いってだけでスルーせず、日本ミツバチが頑張って集めたハチミツだと思い、味を比べてみてくださいね!


参加者の感想
前から興味をもっていた日本ミツバチを詳しく知ることができてよかった。また巣箱を見ることができてよかったです。
日本ミツバチについてとてもよく知れました。初めてハチを近くで見たので少しこわかったけれど楽しかったです。

 (運営係 A)

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