"やはらかき空を受けとめ秋桜" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2022.10.20)
9月末に俳句小屋の展示を入れ替えましした。展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。
"やはらかき空を受けとめ秋桜" 哲行
(やはらかきそらをうけとめあきざくら)
秋の花の代表コスモス、和名はアキザクラ【秋桜】です。ふんわりとした草姿ですが、一面に咲いていると広い空をやわらかく包みこんでいるかのようですね^^ 入口広場のコスモスは秋のバラ園とともに人気の写真スポットになっており、今は黄色い花色のコスモスも少しずつ開花を始めています。
"赤蜻蛉伸ばす児の手をすいと避け" みこ
(あかとんぼのばすこのてをすいとさけ)
スイスイと素早く空を飛び、方向転換も自由自在のトンボ、かっこいいですよね。枝先にじっと止まっているトンボに、指先をそっと近づけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたしは赤とんぼと聞くと子どもの頃を思い出すのか、どこかしみじみとした懐かしい気持ちになります。
(2022年6月24日 園内にて)
セミを詠まれた作品も、とてもたくさんありました。
セミは長い地中での暮らしの後、パートナーを見つけるために、少しの間だけ姿を変えて地上へ飛び出します。身体は小さいですが、声はとても大きく、思わずどこにいるか見つけたくなりますね!
最後はこちら
作者不詳ですが、素敵なイラストも展示しています。俳句小屋へお越しの際は、ぜひご覧ください!
俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。
初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!
※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係M>
コメント
コメントを投稿