2019年4月10日水曜日

木々の芽立ちの表情(2019.4.10)


サクラの仲間などが次々に開花してまさに春爛漫の園内ですが、冬の間葉を落としていた木々たちも次々に芽を出して新たな出発をしています。春の季語「芽立ち」はふつう木の芽のことで、木の中でも落葉樹の場合をいうことが多いそうです。ということで、特徴的な表情の落葉樹の「芽立ち」を探してみました。
 まず「香りの道」で淡紅色の新葉を出しているのはチャンチン【香椿】(センダン科)です。街路樹として天神交差点などにも植えられているのでおなじみの方も多いのではないでしょうか。葉が出てから一月ほどですっかり緑色に変わります。
  チャンチンよりやや濃い紅色の新葉を出しているのはアカメガシワ【赤芽柏】(トウダイグサ科)で
す。実はこの紅色は葉の表面に密生している星状毛の色で、葉が成長するにつれて目立たなく
なり下から緑の葉が出てきます。






                            
 長い柄の先に小葉をいっぱいつけて、手のひら状に大きく葉を広げる準備をしているのはトチノキ【栃木】(トチノキ科)です。柄の付け根には早くも花芽をふくらませています。


 枝の先端で芽吹いているのはオニグルミ【鬼胡桃】(クルミ科)です。成長すると対生の羽状複葉
になります。      

 星形で手のひら状に裂けた葉を出しているのはモミジバフウ【紅葉葉楓】(マンサク科)です。別名アメリカフウで街路樹として多く植えられています。葉の付け根から立ち上がっているのは雄花で、下側に垂れているのが雌花です。

 これらの木々の芽立ちは、このところの陽気で表情が刻々と変わっていくので毎日観察するのが楽しみです。植物園でさまざまな「春」をお楽しみください。  (解説員)

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