2019年4月2日火曜日

ちいさな大発見!? No.29(2019.4.2)サギゴケ?

 朝夕は少し冷え込みますが,日中は気温も上がり,福岡市動植物園は大勢のお客様で賑わっています。

 それでは、次の2枚の写真をご覧ください。
「グレコマ・ヘデラケア」 針葉樹園花壇にて

「カキドオシ」 野草園東にて

 どちらも,シソ科カキドオシ属の多年草です。「グレコマ・ヘデラケア」は,ヨーロッパ原産で,斑入りのリーフプランツとして有名です。グランドアイビーとも呼ばれ、グラウンドカバーなどにも使われるそうです。別名を「西洋カキドオシ」と言います。
 一方,日本や中国などが原産の「カキドオシ」は野に咲く花です。特徴としては,シソ科の植物特有の茎が四角形で,葉や茎をもむとハッカのような匂いがあります。共に茎が地面を這う匍匐性(ほふくせい)があり,どんどん広がっていきます。

 さらに次の2枚の写真をご覧ください。
 水生植物園で見ることができる「シロバナサギゴケ」です。もう1枚は田の畦道などでよく見かける「ムラサキサギゴケ」です。
「シロバナサギゴケ」水生植物園にて

「ムラサキサギゴケ」南区で撮影

 共に,ゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草です。名前は、花のかたちが「サギ」の頭に、茎や葉が地面に広がる様子を「コケ」に似ているところから「サギゴケ」の名前が付いたそうです。
 この4つの植物の共通点ですが,花の作りが筒状で花びらの先が上下の二片に分かれた唇のような形をしています。上唇と下唇をもつ唇形花(しんけいか)と言い,実はシソ科とゴマノハグサ科の植物は,花弁の造りが唇形花という特徴をしています。これは,種の保存(受粉)のため,花の色や構造で目立たせ,さらに匂いや蜜をだして虫を呼びやすくしています。すごい知恵ですね。
【解説員K】

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