ちいさな大発見!? No.11(2018.12.14)シキミア,ミヤマシキミ
少し前に針葉樹園花壇の植え替えが行われました。
その中にたった1株だけ「シキミア」(写真①)を見つけました。ヨーロッパでは「スキミー」と呼ばれ,とても人気がある植物です。
シキミアはミカン科ミヤマシキミ属で学名を「Skimmia japonica」と言います。japonica がついているということは・・・?
シキミアは,日本原産で常緑低木の「ミヤマシキミ」がオランダで品種改良された園芸品種です。温室前花壇にあるミヤマシキミは,この時季,大きな赤い実(写真②)をたくさんつけています。
ミヤマシキミの実は、正月の飾り花としても使われ,センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)より実が大きいためオクリョウ(億両)という呼び名をされることもあります。しかも,よく見ると,赤い実の側で小さな蕾が同居(写真③)しています。
【解説員K】
その中にたった1株だけ「シキミア」(写真①)を見つけました。ヨーロッパでは「スキミー」と呼ばれ,とても人気がある植物です。
写真①「シキミア」
シキミアは,日本原産で常緑低木の「ミヤマシキミ」がオランダで品種改良された園芸品種です。温室前花壇にあるミヤマシキミは,この時季,大きな赤い実(写真②)をたくさんつけています。
写真②「ミヤマシキミ」
写真③「蕾と実が同居するミヤマシキミ」
ちなみに,3月上旬頃の開花期の写真が④です。ミカン科と言うくらいですから,葉っぱをちぎると,ミカンのにおいがしますよ。
写真④「開花期のミヤマシキミ」
さて,針葉樹園花壇で見つけたシキミアの話に戻りますが,シキミアは雌雄異株ですから,1株では実をつけません。しかし,蕾の期間(3~5ヶ月)がとても長く,春と秋の2回咲く2季咲です。ちなみに市場に出ているシキミアは,ほとんどが雄株だそうです。
【解説員K】
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